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“ やりたいことはガマンしないでどんどんやった方がいい。君は妻であり母でもあるけど一人の人間だからね”

半田 裕子さん

県南タウン情報ライター
文科省「こどもの居場所づくり」参加
H14年度「いっしょにね!」編集委員
元「マミーサラダ」メンバー

『やりたいことはガマンしないでどんどんやった方がいい。君は妻であり母でもあるけど、一人の人間だからね。子育てや家庭に支障がない程度にね』・・・子どもがいるからできること、お友達、笑顔が増えたこと。これが私の楽しい子育ての原点。

Q ボランティアを始めたきっかけは?

初めての子育てに戸惑い、悩んでいる時にかぎって子育て以外にやりたいことが、山ほどあるものです。あれもやりたい、これもやりたいって。「子どもがいたら何もできない」と思いこんで自分を苦しめたりして。

そんな時、出会ったのが情報誌制作のボランティアでした。募集があった時すぐに「やりたい!」って思ったけど、家庭も子育ても両立できる自信がなかったから、悩んでいました。そんな時、夫が言ってくれた一言。「やってみたら?やりたいことはガマンしないでどんどんやった方がいい。君は妻であり母でもあるけど、一人の人間だからね。子育てや家庭に支障がない程度にね」。

私は小さいころから、絵をかくのが大好きでした。大人になってからもイラストをかいていました。また好きなことができると思うとうれしくてたまらなかったです。夜になると子どもと一緒にさっさと眠っていたのに、遅くまでイラストをかいたり、原稿を書いたりしていました。そんな姿を見て「何だかうれしそうだね、そんな顔を見るのもなかなかいいもんだなぁ」って夫の一言。子育ても自然に楽しくなってきたんです。自分の心にも余裕が出てきたみたい。何でだろう。不思議です。

こうして、自分の年も、子どもの年もほぼ一緒のメンバー5人での子連れ活動”マミーサラダ”がスタートしました。編集会議が悩み事相談所と動物園になってしまうほど、みんな育児に戸惑い、ちびっこ怪獣の扱いに手をやいていたころでした。でも、それがまさに生の声となり初めての育児情報誌が完成。

反響も大きかったみたい。子どもを連れて、そこに行くと自分らしさを取り戻せる、子どもにも優しくなれる。そんな時間が私を輝かせてくれた気がします。子どもがいるからこその喜びが増えました。子どもにもお友達や笑顔が増えました。こんなきっかけが私の『楽しい子育て』の原点かもしれないな。

Q 現在まで様々な活動をなさっていますが、今現在はどのような活動をしていますか?

あれから10年。ずっとこんな調子でいろんな子育て情報誌の制作にかかわってきています。いまは湯沢市で『子どもの居場所』事業のコーディネーターもしています。

「ゆーとぴあキッズステーション」・・・小中学生が、放課後や休日、長期休暇などに、自由に遊びに行ける場所です。名前の通り『子どもの居場所』を各地区の学習センターなどに設置して、地域の大人(サポーター・登録約160人)が安全に遊べるように見守ったり、得意な趣味など生かして教室を開いたりしてくれます。

湯沢市では、今現在8カ所のステーション(居場所)を開設しています。ほぼ毎日サポーターの方々が子どもたちのために待っていてくれます。この活動のすべては地域の大人の優しさから成り立っていることを考えると、文科省の委託とはいえ、心の温かさはどこにも負けない自信があります。

昔のような社会を経験してほしいという願いから、地域の大人にしかられたり、年齢差に関係なく遊び、その中からいろんなことを体験し学んでほしいですもの。その中で、私の原点である情報誌も作成して、市内の小中学校に配布しています。

自分の輝きのために!と始めた情報誌制作だったのに、いつしか未来の子どもたちのために!なんてこの事業に夢をはせている自分がいたりして・・・何だか笑えます。あんなにも、子育てにつまずいたり、立ち止まったりしていたのにね。

今は子連れではなく、経験を生かした活動になってきているけど、子育ての立場から発言の機会を与えていただいてます。たくさんの人との出会いがあります。出会いは宝物です。出会いが、時にはチャンスをくれたり、時には助けてくれたり、刺激的なエッセンスとなり私の人生を楽しませてくれているみたい。

Q 子育て中のママにアドバイスをお願いします。

自分が輝くこと、自分自身が楽しむこと、それが“笑顔”につながるでしょう。

子どもってママの笑顔や家族の笑顔が側にあれば、それだけで安心するんだよね。自分が笑顔になるだけで、いろんなことを受け入れられるようになった気がします。子どもの成長を素直に喜べるし、子どもの悩みを広い心で聞いてあげられるし、反抗期も、わがままも、好き嫌いも前向きに考えられる。それが“子育てが楽しくなる時”なんだと思います。

そんな風に自分が自分らしく笑顔でいられたのは、私に好きなことを続けさせてくれた夫の理解と家族の協力があったから。10年前、夫が私にかけてくれた言葉は、今も変わらず同じ気持ちで語りかけてくれます。悩んだ時いつも私の背中を押してくれて、母として、一人の人間として、成長させてくれている夫の思いやりのおかげです。

ふたりの息子も今はすっかり大きくなって、何でも一緒に楽しめるようになりました。・・・バドミントン、スキー、水泳、オセロ、アスレチック、カラオケ、パズル、料理、マラソン・・・だから、今楽しまないでいつ楽しむの?ってカンジかな。

もしかしたら、子育てはこれからが勝負かもしれない。そんな時は、どんな笑顔を子どもたちに見せていこうか、考えたらワクワクしますね。結局・・子育てって感じ方ひとつで楽しくなるもんだ!これが私の結論かもね。

 

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