「子供たちが読書に親しみ、お父さんお母さんたちも家庭で一緒に本に親しんでほしい」と願う和泉社長。「毎回この会を楽しみに、子供たちがお店を訪れてくれることが励みになっています」と話す和賀恵さんと高橋かおりさん。みなさんの笑顔が印象的でした。
< 息子とともに、いざ書店へ >
昼下がり、5才の息子とともに「えほんの読み聞かせ会」に参加するため、金喜書店さんを訪れました。
雑誌や専門書、マンガなど様々な本が並んだ棚の前でお客さんたちが立ち読み中。それはごく普通の書店の風景で、これからイベントが開催されるようには思えませんでした。
「会場はここじゃないのかなあ?」少し不安になった私たちは店内を歩き回ってみました。そして発見したのは、児童書売り場の通路いっぱいに敷かれた大きなシート。まさにその場所が「読み聞かせ会場」だったのです。
開始時刻には数人の子供や親子連れが集まりました。参加カードにハンコを押してもらい、靴を脱いで敷物の上に座ります。読み聞かせ会の始まりです。
< 子どもたちの笑顔 >
まずはなぞなぞクイズで軽く頭をほぐします。続いてえほんの読み聞かせです。その後、折り紙を使った工作をして終了です。子供たちはあめだまをもらってニコニコ帰っていきました。約1時間。初めて参加した息子はずっと一番前に陣取り、心から楽しんでいました。「今度はいつなの?また来ようね!」とご機嫌でした。
後日、再び金喜書店さんを訪れました。社長の和泉徹郎さんと、読み聞かせをしていただいた和賀恵さん、高橋かおりさんからお話を伺いました。
< 挑戦・・・店内を読み聞かせのスペースに >
「みんなで楽しむえほんの会」(以下「えほんの会」)は1998年12月にスタートしました。今年で8年目です。開催回数は平成18年2月末現在で172回です。
和泉社長は子供たちが読書に親しみ、お父さんお母さんたちも家庭で一緒に本に親しんでほしいと願っていました。そんな時に出版社の方がお店で読み聞かせをやってみてはと後押ししたのでした。保母経験や教員免許を持ったスタッフが意欲を持って賛同してくれました。「えほんの会」の船出です。
< 苦悩の乗り越え >
家に帰ってもお母さんお父さんから子供に読み聞かせをしてほしい。親子で「えほんの会」に参加してほしい。この願いとは裏腹に、参加が子供一人だけの日があったり、子供を「えほんの会」に預け親たちは買い物へ行ってしまったりということもありました。
集まる子供たちの年齢は幅広く、幼児から小学校高学年までです。ですから読む本を下の子に合わせると上の子が物足りなくなるし、上の子に合わせると下の子が付いていけなくなります。ほかにも、天気や季節、時節の行事を念頭にえほんを選ぶなど、子供が飽きないよう、マンネリ化しないように工夫しています。
会を継続しているうちに「おなじみさん」のもできました。いつも来ていた子が本好きになって、読書感想文コンクールで入賞したりとうれしい出来事もありました。
< インフォメーション >
● 「みんなで楽しむえほんの会」は毎月第一・第三日曜日の14:00から15:00に開催しています。
●有名えほん作家を招いての読み聞かせ会や英語の読み聞かせ、クリスマスにはハンドベルコンサートなども開催しています。
●会員には文具割引サービスやイベント通知があります。
金喜書店:〒013−0022 横手市四日町2−17
0182−32−3450/Fax0182−33−4198
http://www10.plala.or.jp/honya/