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“ 子どもたちに絵本の魅力を伝えたい


斉藤 幸子 さん

図書ボランティア「コロポックル」

<斉藤幸子さんの紹介>

福島県いわき市出身。1995年、結婚を機に大潟村へ移りました。女の子2人、男の子1人。夫と2人三脚で農業をするかたわら趣味や環境問題への取り組み、ボランティア活動などをパワフルにこなしています。三世代6人家族です。

図書ボランティア「コロポックル」会員。ホームヘルパー2級。環境サークルたんぽぽ代表。

「ラヴ・ユー・フォーエバー(ロバート・マンチ作)の絵本に感動して自分でも2つの国の言葉でやってみたいと思ったんです。英語はだれかにお願いしたいなと思って。そしたらALT(外国語指導助手)を紹介してもらって実現したんです。 ウィリアム先生とのコラボレーションについて語っていただきました。

<やさしい歌声を織り交ぜながら日本語と英語のかけ合い>

「I love you forever♪ I love you どんなときもー♪」

平成18年3月2日8時20分大潟小学校の5年生36人を前に読み聞かせが始まりました。斉藤幸子さんとウィリアム先生による「ラヴ・ユー・フォーエバー」コラボレーションです。

日本とアメリカで発行されているそれぞれの絵本を手にとって本の紹介が始まります。「これは日本でつくられた本。ケースがついていて表紙の色も紙の厚さも違います。中身のイラストレーションも違います。値段もぜんぜん違うんですよ」。興味津々の子どもたちを前に母国語と英語、1ページ1ページ交互に読み進めていきます。2歳の坊やのやんちゃぶりや9歳の怪獣に心当たりがあるのか5年生の表情はゆるみます。

「I love you forever♪ I love you どんなときもー♪ あなたはずうっと 私の赤ちゃん」

母の声をまねて歌っていた斉藤さん。歌えなくなった母に代って息子が続きを歌う場面を歌い出しました。子が母を助けるジーンとくる場面です。ラストシーンは、父となった息子が母から受け継いだ歌を歌います。子どもを守る責任や強さを表現した声で歌います。真剣に聞き入る5年生。

「読み手の選ぶ本が聞き手の望む本とは限りません。でも、子どもたちに聞かせたい気持ちと本の持つ魅力は伝わります。キラキラ目にみつめられるとすてきな本を紹介したいという思いが高まります」と斉藤さん。

斉藤さんは絵本と出会い、絵本の中で体験し、人とかかわり成長できる「読み聞かせ」を楽しんでいます。そんな斉藤さんに質問してみました。

Q 図書ボランティア「コロポックル」って何ですか?

A 平成13年発足。大潟村公民館児童図書コーナーを拠点にキラキラ塾読み聞かせ活動をしています。児童図書コーナーの整理や、小学校スクールサポート絵本読み聞かせもしています。

Q きっかけは何ですか?

A 5年前、「コロポックル」の研修でグループ風・谷京子先生と絵本「ラヴ・ユー・フォーエバー」に出会いました。谷先生親子が交互に日本語と英語で読みすすめていく展開に感銘を受けました。すぐに日本とアメリカで売られているそれぞれの絵本を入手。「コロポックル」メンバーでありボランティアコーディネーターの小林さんに、自分でも2つの国の言葉でやってみたいと相談をしたのです。当時のALTをコーディネートしてもらい多言語の読み聞かせに挑んだのです。

「子どもたちは正直でたてまえがないから読みこなすことが大事。子どもたちの反応は顕著だから」。自宅で三人の子どもたちに何度も聞いてもらい、小学生低学年を前に最初のトライ。子どもたちのキラキラ目がかえってきました。すてきな本を紹介したいという思いがかない、絵本の力の手ごたえを感じました。

Q 図書ボランティア参加の理由は?

A 図書ボラを始めた当時、子供たちは4才、3才、1才でした。子供が生まれてから絵本に興味が湧き、書店や図書館などいろいろ調べました。でも、なかなか自分の好きな本や良い本にたどり着かなかった。そんな経験から良い本を紹介できればと思いました。

Q 谷先生のように2か国語の読み聞かせをやりたいと思った理由は?

A ラブ・ユー・フォーエバーはもともとがアメリカのロバート・マンチの作品です。すてきな原作を聞いてもらいたいと思いました。初めて谷さんのコラボを開いたとき、子育て真っただ中の私の胸の中に溶け込んできました。子育ては毎日毎日が発見であり、苦闘そして反省の連続です。しかし、心落ち着いた時に『あなたの事をどんなときもずっと愛してる』と子供たちに語りかけました。そんな経験をしてもらいたいなと思いやっています。

Q 何かボランティアを始めようとしている方へのメッセージをお願いします。

A ボランティアといってもいろいろな分野があります。自分の興味のある事を見つけて下さい。近くの社会福祉協会などより情報をキャッチして。とにかく、自分が楽しむ事です。笑顔の周りに花が咲き始めますよ。

Q 図書ボランティアに興味のある方へのメッセージをお願いします。

A 私は読み聞かせのボランティアをしていますが、何も難しい事など考えていません。自分の子供たちに読んであげている感覚でやっています。絵本の中には子供の気持ち、大人の気持ち、鬼の気持ちなどいろいろな気持ちが見えています。その気持ちを自分の子育てに役立たせてみてはいかがですか?

斉藤さんおすすめの絵本

「まほうのあめだま」文:安房直子 絵:いもとようこ
「いのちは見えるよ」文:及川和夫 絵:長野ヒデ子

 

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